お米の価格
今日の体重は 80.5 kg です。
今日は、お米の価格についてのお話をさせていただきます。
最近、お米の価格が 5kg あたり 4,268円となり、過去最高値を更新しました。この価格が適正なのかどうか、正直なところ私には判断できません。ただ、個人的にはかなり困っています。理由は単純で、以前と比べてお米がずいぶん高くなってしまったからです。
とはいえ、これはあくまで消費者側の視点です。一方で、生産者である農家の方々も、これまで長い間苦しい状況が続いてきたのだと思います。お米の生産には多くの手間とコストがかかりますが、市場価格は非常に安く、利益どころか赤字になることのほうが多かったと聞きます。
では、価格が上がった今、農家の方々の収入が改善されたのかというと、必ずしもそうではないようです。というのも、肥料や燃料といった生産コストも同時に高騰しており、単純に「売値が上がった=収入が増えた」という構図にはなっていないとのことです。結果として、消費者も生産者も苦しいという、なんとも皮肉な状況が生まれています。
こうした中、政府は備蓄米の放出を決定し、実際に実施していますが、値下がりの兆しは一向に見えません。普通に考えれば、流通量が増えれば価格も下がりそうなものですが、どうもそう単純な話ではないようです。裏で誰かが価格を下げないようコントロールしているのではないかと、そんな勘ぐりさえ浮かんでしまうような状況です。
とはいえ、もし価格が再び下がれば、それはそれで農家の方々が再び苦しむことになるのかもしれません。
ビジネスの世界では「Win-Win」の関係が理想とされますが、今の状況はその逆、「Lose-Lose」と言えるでしょう。消費者と生産者、双方が納得できる価格形成が可能になるよう、流通の構造自体を見直す時期に来ているのではないかと感じています。
明日に続きます。