選択的夫婦別姓制度
今日の体重は 79.0kg です。
昨夜から降り続いていた雨も今は上がり、曇り空になりました。天気予報では午後から晴れ間がのぞくと言っていましたが、まだ晴れ間は見えていません。晴れればきっと気温は上がるでしょうが、ここ最近は雨か曇りの日が続いていたので、束の間でも陽の光が見られたら嬉しいものです。
さて、先日「選択的夫婦別姓」の問題がメディアで取り上げられていたのを見かけたので、今回はこの問題について考えてみたいと思います。
選択的夫婦別姓とは、結婚する際に、夫婦がそれぞれ結婚前の姓をそのまま名乗ることを選択できる制度のことです。現在の日本の民法では、夫婦は同じ姓を名乗ることが原則とされています。この制度が導入されない限り、日本では別姓での婚姻は認められません。
社会人経験がある方であれば、姓が変わることによる実務的な影響の多さを実感したことがあるかもしれません。姓が変わると、運転免許証や健康保険証、パスポート、銀行口座など、さまざまな公的書類の名義変更が必要になります。また、会社で使用する名刺、メールアドレス、名簿なども影響を受けることが少なくありません。
こうした不便さもあり、国連の女性差別撤廃委員会は、法的拘束力こそないものの、これまで4回にわたり日本政府に対して選択的夫婦別姓制度の導入を勧告しています。
ここまで見ると、導入に反対する理由が見当たらないようにも思えますが、反対派は以下のような懸念を挙げています。
- 家族の一体感が損なわれるのではないか。
- 子どもの姓の選択で混乱が生じる可能性がある。
- 社会制度全体に混乱を招く恐れがある。
とはいえ、これらの懸念が「制度そのものを導入しない理由」としては弱いようにも感じます。個人的には、選択的夫婦別姓には多くのメリットがあると考えており、導入に向けた建設的な議論がもっとなされるべきだと思います。
どうして日本ではこの問題が長年棚上げされてきたのか。その背景には、制度というよりも「価値観」や「慣習」が根強く影響しているのかもしれません。
この話題、明日も引き続き取り上げてみたいと思います。