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年金制度改革法案の修正案

今日の体重は 78.5kg です。
今回は、骨抜きとして提出された年金制度改革法案が修正されたという話題です。
今回の修正案では、厚生年金の積立金を活用して基礎年金を底上げすることが盛り込まれました。この結果、現在年金を受給しているシニア世代では受給額がマイナスになり、一方で、就職氷河期世代と呼ばれる私たちの世代では受給額がプラスになる見通しです。与党と立憲民主党がこの修正案に合意したと報じられました。
就職氷河期世代の私にとっては朗報とも言えますが、現役の受給世代である母の世代にとっては、まさに寝耳に水のような話です。実際、ニュースを見ていた母が「私たち、減るの?」と思わず呟いていたのが印象的でした。
シニア世代の減額分については、何らかの緩和措置が講じられるとも言われていますが、詳細はまだ不透明です。
そもそもこの話には、基礎年金を底上げするための財源確保という課題が背景にあります。私は以前、就職氷河期世代を「不遇な世代」と表現しました。その「不遇な世代」を支援するために、別の世代が割を食う構図には、どこか釈然としない思いがあります。
すべての世代を一律に底上げすることが難しいのは理解していますが、誰かのために誰かが我慢を強いられるという構図は、やはり気持ちのよいものではありません。
私は「生涯現役」であることを前提に生きています。そのために健康にも気をつけるようになりました。それでも、多くの人にとって、年齢とともに社会的な価値は下がり、やがて必要になるのが年金というセーフティネットです。
素人ながら、もっと良い仕組みはなかったのかと、日本の財政や制度のあり方について考えさせられる一件でした。

骨抜きの年金制度改革法案

今日の体重は 82.0kg です。
今日は年金の話です。
現在の国会では、年金制度改革法案が「骨抜き」の状態で提出される見込みだと報じられています。
ここでいう「骨抜き」とは、当初盛り込まれていた就職氷河期世代への救済策が、最終的に削除されたことを指しています。
かく言う私も、その就職氷河期世代の一人です。
社会全体や制度のあり方という視点で見れば、私たちの世代は“報われなかった世代”と言えるかもしれません。就職活動では苦労が多く、そもそも正社員として働く機会すら限られていました。ようやく就職できたとしても、期待したような昇給は見込めない、そんな現実がありました。
確かに、「不遇な世代」と感じることもあります。けれど、それもまた人生なのではないでしょうか。常に恵まれ続けることなど、誰にとってもありはしない。私はそう考えています。
もちろん、政府にまったく責任がないとは言いません。しかし、その政権を選んだのもまた国民です。「私が選んだ政権ではない」との反論もあるでしょうが、それでも選挙という仕組みの中で、選択の結果として現れたのが今の制度です。
私自身、選択肢が多かったわけではありませんが、自らの意志で起業という道を選びました。「不遇な世代」ではありますが、それでも選べること、できることがまったく無かったわけではありません。
大切なのは、私たちのような経験を、次の世代が繰り返さないようにすることだと思います。そして同時に、今の自分たちの暮らしを守るためにも、時の政権には厳しい視線を向けていかなければなりません。
小さな権利かもしれませんが、それでも「選ぶ」のは私たち国民なのです。